社会貢献×プロダクト開発の現場で、課題解決に挑むエンジニア募集
仕事概要
【募集背景】
Syncable ではこれまで業務委託メンバーを中心に開発を進めてきましたが、
サービスの規模拡大と運用の複雑化に伴い、より中長期的な視点でプロダクトを共に育てる仲間を募集します。
現在は委託を含む6名体制で、レビュー体制の強化や技術的負債の改善を進めています。
プロダクトが成長するにつれ、日々の開発だけでなく、
「仕組みで課題を解決する」ための設計や改善の比重が大きくなってきています。
少人数チームだからこそ、単なるタスク消化ではなく、
全体を見渡しながら課題の発見から改善まで主体的に関わりたい方にとって、大きな裁量を持って働ける環境です。
【Syncableの魅力・チャレンジ】
Syncableは「寄付をもっと日常にする」ことを目指し、NPO と寄付者をつなぐ寄付プラットフォームです。
決済基盤・NPO審査・寄付体験など、一般的なECとは異なる複雑なドメインを扱うため、エンジニアリングには独自の難しさと面白さがあります。
私たちが今向き合っているのは、レガシーとモダンが混在する環境を再構築しながら、社会的インパクトの大きいプロダクトをより良くしていくという、技術と社会性が両立する挑戦です。
1. Syncable のエンジニアリングが面白い理由
- 寄付という“特殊なトランザクション”を扱う深いドメイン
- 社会課題 × Fintech × プラットフォームという複合領域
- レガシーとモダンが共存する現場で再構築できる技術チャレンジ
- LLM/AI を積極的に実運用へ取り入れる文化
※以下は、これらの魅力の詳細になります。必要に応じて読み進めてください。
2. 技術的な面白さ
▼ 寄付という "特殊なトランザクション" を扱う面白さ
Syncable が扱う「寄付」という行為は、一般的な購入行動とは大きく異なります。
ユーザーはモノを買うのではなく、「共感」や「使命感」でお金を支払います。
そのため、
- 心理的負荷の少ない寄付フローの設計
- 寄付直前/直後の体験の最適化
- 突発的な自然災害や SNS バズによるアクセス急増のハンドリング
など、技術とUXが密接に結びついた領域に取り組むことができます。
▼ 社会課題 × Fintech × プラットフォームという複合領域
- 決済代行(Omise / Amazon Pay / GMOあおぞら銀行 など)
- 継続寄付(サブスクリプション)
- NPO の法人確認/KYC
- 寄付データの構造化と分析
といった複数領域が交差しており、「この領域だからこそ味わえるエンジニアリングの深み」があります。
▼ 新技術を積極的に取り入れる文化
技術的負債はあるものの、新サービス・β版・LLM を積極採用していく姿勢があります。
ChatGPT・Vertex AI などの LLM もすでに実運用に組み込んでおり、"技術がそのまま価値に変わる" 経験ができます。
3. 現在進行中の技術チャレンジ
Syncable は8年にわたって運用されてきたサービスで、レガシーとモダンが混在するフェーズにあります。ただ課題を列挙するのではなく、「どう再構築するとプロダクトがもっと強くなるか」をチーム全体で議論しながら、段階的に改善を進めています。
以下は、いまチームで優先的に取り組んでいるテーマです。
▼ 決済基盤の再設計(複雑性の解消と拡張性の確保)
8年の運用で積み上がった決済処理は非常に複雑です。
- 決済手段ごとにロジックが分岐
- 手数料、返金、Webhook、ステータス管理が各社で異なる
- 銀行振込のように"決済が後から発生する"特殊ケース
- Amazon Pay のように "外部側でキャンセルできるが Syncable では検知できない" ケース
- 複数の決済情報が1つのテーブルに混在し、nullカラムが大量発生
この複雑性を整理し、「新しい決済手段を追加しても壊れない決済基盤」 をつくることが大きなテーマです。
もちろん、一人で抱え込むのではなく、既存の知見や設計をチームで共有しながら段階的に進めていきます。
▼ イベント駆動型アーキテクチャへの移行(サービス全体の透明性を高める)
現状のデータ構造は
- 現在の状態のみ保持
- 過去イベント履歴が追いにくい
- 障害時の解析に時間がかかる
- UX改善に必要な行動ログが不足
といった課題があります。
そこで、「寄付行動を時間軸で追える基盤」 を実現するため、イベントベースのアーキテクチャへ段階的に移行しています。これにより、障害解析やUXの改善がスムーズになり、プロダクト価値を支える土台が大きく強化されます
▼ 毎月1日の大量トラフィックを安定的に捌く(信頼性の強化)
継続寄付の決済が集中する毎月1日は通常の数十倍〜数百倍のリクエストが短時間に発生します。
- Cloud Run / Scheduler / DB のスケール戦略
- 決済処理の安定性
- 外部APIのスループット確保
- リトライ戦略・冪等性の設計
など、信頼性と性能を両立するアーキテクチャが求められます。
大規模トラフィックのハンドリングは、プロダクトの信頼性を左右する重要なテーマです。
▼ NPO審査のAI/LLM化(判断プロセスの高度化)
登録団体の審査は人の判断が多く、
- 書類の種類が多い
- 団体と代表者が異なる
- 曖昧なケースが多く、自動化が難しい
といった特性があります。
そこで、AI・LLM を活用し、一次レビューの自動化を進めています。
「AI × オペレーション × 社会課題」が交わる領域で、技術的にもプロダクト的にも成長余地が大きいテーマです。専門性と社会的意義が両立したチャレンジができます。
▼ レガシーとモダン技術の橋渡し(安定運用を守りながら刷新する)
- Cloud Run / Cloud Functions v2 への完全移行
- IaC(Terraform)の整備
- DBスキーマの大型リファクタリング
- 既存コードの整理・不要コード削除
- エラーハンドリング・ログ整備
"動いているものを動かしながら改善する" という、スタートアップ特有のむずかしさがありますが、同時に「改善の手触り」を強く感じられる領域でもあります。
4. Syncable のエンジニアリングの魅力
単なる技術検証ではなく、「技術が社会の仕組みを前に進める実感」を持てる環境です。寄付という行動そのものを支え、NPOの活動や社会課題の解決に直接つながる機能を日々の改善で前進させていきます。
また、小規模チームだからこそ、アーキテクチャ改善からUX改善、決済基盤の再構築、AI導入など、プロダクトの核に関わる領域にオーナーシップを持って携われます。仕様検討から実装・運用まで一貫して取り組めるため、技術力だけではなくプロダクト志向や意思決定能力も磨かれます。
幅広い領域にオーナーシップを持って関われます。
技術への挑戦と社会的意義の両方を求める方にとって、Syncable は確かなやりがいのある場です。
【業務内容】
■ Webアプリケーション開発
・React / Next.js を用いたフロントエンド開発
・Django REST Framework を用いたAPIサーバ開発
・ユーザー/寄付データの可視化や分析基盤の構築
・Google Cloudを用いたアーキテクチャ設計・改善
・社内向け管理システムや運用支援ツールの設計・実装
■ 運用・改善
・エラー検知後の一次対応・原因調査
・バグ修正および自動テストの整備
・パフォーマンス最適化や技術的負債の改善
■ 企画・連携
・プロダクト企画ミーティングでの要件整理・優先度設計
・ロードマップ策定、開発スケジュールの調整
・カスタマーサクセスやデザイナーとの連携による機能改善
【使用技術スタック】
TypeScript / React / Next.js / Python / Django REST Framework / MySQL / Prisma
Google Cloud(Cloud Run / Cloud Functions / Cloud SQL / Cloud Scheduler / Cloud Storage)
Docker / Metabase / GitHub Actions / GitHub / Sentry
※ 最新の技術環境を維持するため、継続的にアップデートを行っています。
【このポジションで得られること】
・寄付という“行動”を通じて社会課題の解決を支える、実感ある開発経験
・フロントエンドからバックエンド、インフラまで一貫して関われる技術的視野の広がり
・自分の判断や提案がプロダクトに反映される裁量と責任のある開発環境
・レビューや対話を通じて、信頼関係の中で技術と思想を磨けるチーム文化
社会の仕組みを動かすプロダクトづくりの現場で、
エンジニアとしてだけでなく、一人の当事者として成長できる経験を得られます。
必須スキル
・Webアプリケーション開発経験(3年以上)
・React/TypeScriptなどモダンフロントエンドの実務経験
・ユーザーの課題を捉え、改善サイクルを回した経験
・自分で仮説を立て、調査・検証・改善ができる思考力
歓迎スキル
・Django、Next.jsを使った開発経験
・Google Cloud / Docker環境での運用経験
・小規模チームでのフルスタック志向の開発経験
・社会課題・非営利領域への関心
求める人物像
・技術課題だけでなく、「なぜそれを作るのか」「本当に解決すべき課題は何か」を考えながら行動できる方
・ときには「対応しない」という判断を含め、目的や背景を踏まえて最適な選択ができる方
・プロダクト企画チームやカスタマーサポートチームと連携し、ユーザーやビジネスの文脈を理解して開発を進められる方
・小さなチームの中で自律的に動き、課題発見や改善を楽しめる方
・チームの雰囲気を大切にし、オープンで誠実なコミュニケーションを取れる方
※年齢やキャリアステージを問わず、多様なメンバーが活躍しています。
応募概要
| 給与 | ・年収:5,500,000円〜(応相談/経験による) ・月給:458,334円〜(固定残業45h分を含む) ∟基本給:339,034円〜 ∟固定残業代:119,300円〜 |
|---|---|
| 勤務地 | 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 リモート勤務可否:ハイブリッド勤務可(週2以上の出社が望ましい) |
| 雇用形態 | 契約社員(6ヵ月で正社員への転換あり)/ 正社員(6ヶ月間の試用期間あり) |
| 勤務体系 | <フレックスタイム制度> ・標準労働時間:8h/日 ・コアタイム:11:00-16:00 |
| 福利厚生 | ▼人事制度(評価/等級/給与) -半期に1回(年2回)、等級・給与の昇格/降格、昇給/降給を決定します -メイン評価者との1on1を実施し、評価の進捗管理、確認を行います ▼休暇・短時間勤務制度 ・完全週休2日制(土・日) ・有給休暇10日(※付与日から2年繰可 / 但し6ヶ月間継続勤務後) ・祝日、会社が定める日(夏季休暇、年末年始休暇 ※条件有) ・慶弔休暇(結婚/出産/忌引) ・時短勤務相談可 ・産休/育休制度 -男女ともに取得実績あり ・介護休暇、子の看護休暇 - 年5日(該当家族が2人以上の場合は10日まで) ▼その他 ・社会保険完備(雇用保険、労災保険、厚生年金、健康保険) ・定期健康診断(年1回) ・通勤交通費支給(3万円まで) ・社用PC貸与 ▼福利厚生 ・フリードリンク(ウォーターサーバー等) ・勉強会・書籍購入・セミナー参加費用負担(都度相談) ・月1回の社内交流会 |
企業情報
| 企業名 | 株式会社STYZ |
|---|---|
| 設立年月 | 2016年3月 |
| 本社所在地 | 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102 |
| 資本金 | 5,725,000円 |
| 従業員数 | 36名 |