仕事概要
ELEMENTSについて
ELEMENTSは「BEYOND SCIENCE FICTION」というミッションを掲げ、創業以来、生体認証や画像認識のテクノロジーを通じて社会課題の解決に取り組んできた東証グロース上場企業です。
累計本人確認件数約1.5億件を誇るオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」をはじめ、AI技術を社会実装することで「誰一人取り残さない」デジタル化と、なくてはならない「未来の当たり前」の創出を目指しています。
かつて銀行窓口や郵送で数日を要していた身元確認を、スマートフォンの中で数分で終わる世界に作り上げてきたのも、私たちのプロダクト「LIQUID eKYC」です。LIQUID eKYCが掲げるのは「認証を空気化する」というビジョンです。目指しているのは、便利だと感じてもらうことですらありません。記憶に残らないほど当たり前化することが、この領域における最良の設計です。
募集背景
LIQUID eKYCは、皆さんが普段使っているサービスの裏側を支えている本人確認サービスです。eKYC市場シェア7年連続No.1(※)、ELEMENTSグループ累計本人確認件数約1.5億件、累計契約約700社。eKYC導入済み銀行の66%、携帯キャリア大手4社中3社(契約数ベースシェア96%)にご利用いただく、社会インフラと呼べる規模で運用されています。
いま、この本人確認の「提供形態」が大きく変わろうとしています。
AIの悪用により脅かされる信頼
ひとつは、なりすます側がAIを手にしたことです。生成AIによって精巧な偽造画像・偽造動画を誰もが作れるようになり、偽造された本人確認書類やディープフェイクを使ったなりすましは、不正な口座開設や携帯電話の乗っ取りを経て、マネー・ローンダリングや詐欺といった実害に直結しています。ここが破られるということは、人が互いを信頼して過ごせる土台が崩れるということです。
国による認証周りの要請
このような潮流を受け、国は2027年4月に犯罪収益移転防止法上の「ホ方式」を廃止し、ICチップ読取やJPKIへ移行を要請しました。より確かな信頼の土台が社会に必要になった、ということです。そして、その手段を実際に人々の手元で動かすのはスマートフォンです。ICチップの読み取りも、容貌の撮影も、なりすましの検知も、すべて端末の上で起きます。次の世代の「安心」を実装する場所は、モバイルSDKなのです。
このように事業の今後の中核を担う、モバイル開発チームは、iOS/Androidを問わずモバイル開発経験が豊富なメンバー6名で構成され、シニアエンジニアがディレクターとして開発をリードしています。目の前の開発は着実に前に進んでいますが、これから数年で、担うべき開発量と求められる品質はさらに増していきます。
※ ITR「ITR Market View:アイデンティティ・アクセス管理/個人認証型セキュリティ市場2026」eKYC市場:ベンダー別売上金額シェア(2019年度~2025年度予測)
プロダクトについて
オンライン本人確認サービス
オンラインでの口座開設や携帯電話契約などの場面で、本人確認をスマートフォン上で完結させるサービスです。運転免許証等の本人確認書類の撮影、マイナンバーカード等のICチップ読取(NFC)、容貌の撮影とAIによる照合・なりすまし検知までを、エンドユーザーが迷わず完了できる体験として提供します。
本ポジションが担うのは、この体験を実現するiOS/Android向け eKYC SDK及びSDKを搭載した本人確認アプリの開発です。導入企業のアプリケーションに組み込まれて動作する部品であるため、一般的なアプリ開発とは異なる難易度があります。
- カメラ制御(CameraX / AVFoundation)と、NFCによるICチップ読取(Core NFC 等)といったデバイス低レイヤー実装
- ICチップの読取位置が機種ごとに異なるAndroidにおける、ICチップ自動探索機能などの端末依存との戦い
- TensorFlow Lite によるオンデバイス推論(画質判定・顔検出等)の組み込みとチューニング
- 約700社の多様な導入環境で動作する前提での、後方互換・バイナリサイズ・依存衝突・難読化・リリース/バージョニング戦略
- 生体情報を扱うSDKとしてのセキュリティ要件、金融機関水準のセキュリティチェックへの対応
また、LIQUID eKYCの競争優位は「離脱率の低さ」にあります。撮影中のAIによるリアルタイム指示、迷わせない導線、端末環境に応じた最適チャネルへの自動誘導など、UXの成果が離脱率という数値で直接跳ね返る領域です。
信頼性の裏付けとして、顔認証向けなりすまし検知AI「Liquid PAD」がISO/IEC 30107公式確認書を受領(2025年12月)、JPKI「プラットフォーム事業者」主務大臣認定を取得(2026年2月)。2025年にはSMBCグループの株式会社ポラリファイを連結子会社化しています。
チーム構成
開発組織全体:40名(PdM、バックエンド、Webフロント、インフラ、QA、SDK 等)
モバイル・SDKチーム:チームリーダー1名+開発メンバー5名
メンバーは30〜40代が中心。落ち着いて議論を重ねながら開発を進めるカルチャーです。
本ポジションでは、開発メンバーの一員としてSDK/モバイルアプリの開発を推進いただきます。あわせて、コアメンバーとして、チームの改善や会社組織への貢献も期待しています。
業務内容
###任せたいこと
iOS/Android向け eKYC SDK の開発を担っていただきます。実装だけでなく、設計・技術選定といった技術的意思決定を担うことを期待しています。
- eKYC SDKの設計・実装
- NFC(ICチップ読取)等のデバイス機能を扱う低レイヤー実装
- 機種差異、OSバージョン差異への対応と検証設計
- SDK配布に伴う後方互換、バイナリサイズ、依存関係、バージョニング戦略の設計
- 導入企業からの技術的な問い合わせ・要望に対する調査と、設計への反映
- 離脱率を指標としたUX改善(計測・改善サイクルの実行)
また、正社員のコアメンバーとして、チームの改善や新メンバーの受け入れ、AIを含む開発プロセスの設計、ELEMENTSグループ内の他プロダクトとの連携にも関わっていただくことを視野に入れています。
###チームとして取り組んでいきたいテーマ
- テスト自動化・CI/CDの整備、リリースプロセスの高速化
- 離脱率改善に向けた計測基盤の整備
- 開発AI(Claude Code / Devin 等)の活用による開発生産性の向上
従事すべき業務の内容
- 雇入れ直後:求人票記載の内容
- 変更の範囲:会社の定めるすべての業務
開発環境
iOS:Swift, Swift Package, Xcode, XCFramework, TestFlight, XcodeGen, TensorFlow Lite
Android:Java(SDKの実装言語), Kotlin(SDKテスト用のアプリの実装言語), Android Studio, Android Archive(AAR), TensorFlow Lite
Tool:GitHub, GitHub Actions, Slack, JIRA, Notion, Figma, Miro, Claude Code, Devin
必須スキル
- 仕様検討、設計、開発、リリースの経験
- チームでの開発経験
- 設計・技術選定をリードした経験
- 以下のいずれかの経験
- iOSでのネイティブアプリ(Swift製) 開発経験 実務5年以上
- Androidでのネイティブアプリ(Java/Kotlin製) 開発経験 実務5年以上
※ 経験年数はあくまで目安です。担ってこられた役割や技術的な密度に応じて柔軟に判断します。
歓迎スキル
- UI/UX設計 or テスト or 改善等の経験
- ネイティブアプリ向けSDKの開発経験
- iOS/Android両OSでのネイティブアプリ開発経験
- Flutter等のクロスプラットフォーム開発経験
- 他社/他チームに提供するプロダクト(SDK・API・共通基盤等)の開発経験
- セキュリティ・暗号・認証領域の知見
- 金融・通信など、規制産業での開発経験
- AIを活用した開発生産性向上の取り組み経験
求める人物像
- ELEMENTSの目指す世界に共感できる方
- 特定技術に偏重せず、課題解決のために柔軟に技術を選べるプロダクト志向の方
- 端末依存や互換性など、地道で難易度の高い課題に粘り強く向き合える方
- 導入企業のエンジニアという「作り手」を利用者として捉え、使われ方を想像して設計できる方
- チーム内外と丁寧にコミュニケーションを取りながら、開発を前に進められる方
応募概要
| 給与 | ■年俸制:800万円~1,200万円を想定 |
|---|---|
| 勤務地 | ■本社所在地 ■本社アクセス ■就業場所における変更の範囲 |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 勤務体系 | ■勤務時間 ■働き方 ■休日・休暇 |
| 試用期間 | あり(3ヶ月) |
| 福利厚生 | ■福利厚生 ■受動喫煙対策 |
企業情報
| 企業名 | 株式会社ELEMENTS |
|---|---|
| 設立年月 | 2013年12月 |
| 本社所在地 | 東京都中央区日本橋本町3-9-4 日本橋ライフサイエンスビルディング6(5階) |
| 従業員数 | 連結従業員数:87名(2025年8月時点) |