【名古屋大学発アグリテックベンチャー】炭を利用した土壌微生物技術!農業の未来を救う!菌研究のスペシャリスト
仕事概要
◆TOWINGについて◆
「サステナブルな次世代農業を起点とする超循環社会を実現する」をミッションに掲げ、2020年2月に設立した、名古屋大学発のグリーン&アグリテックベンチャー企業です。
TOWINGは日本酒の発酵技法を応用し、“土壌微生物菌群”を意図的にバイオ炭の中に再現できる技術(高機能ソイル技術)を持っています。また技術を活用し、高機能バイオ炭「宙炭(そらたん)」を開発しました。
宙炭は温室効果ガス排出削減と、減化学肥料・有機転換を同時に実現する土壌改良材であり、私たちは宙炭の研究開発及び、販売を行なっています。
▼2023年5月|株式会社TOWINGがシリーズAの資金調達を実施、累計調達額10億円を達成
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000081010.html
◆宙炭(そらたん)とは◆
宙炭とは、地域の未利用バイオマス(もみ殻や畜糞、樹皮など)を炭化したバイオ炭に、独自にスクリーニングした土壌微生物叢を添加し、地域で利用される有機肥料で微生物を培養した、高機能バイオ炭のことです。
また宙炭を導入することで、畑10aあたり、CO₂換算で1〜4tの炭素固定をすることができ、その他にも、有機肥料に適した土づくりの期間短縮、収量の向上などの効果があり、温室効果ガス排出削減以外にも、減化学肥料・有機転換を実現する土壌改良剤です。
すでに日本国内では30都道府県で試験導入を開始しており、24年度中には47都道府県全てと、海外展開に向けて活動を拡大しています。
▼日本初、みどりの食料システム法に基づき認定された、基盤確立事業者として、バイオ炭の農地施用のJ-クレジットに承認
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000081010.html
◆開発の背景◆
2015年9月の国連サミットで150を超える加盟国首脳の参加のもと、地球環境を守りながら豊かさを追求するために、項目ごとに達成目標が設定されSDGsとして掲げられました。
世界で排出される温室効果ガス490億トン(CO2換算)のうち、農業・林業・その他の土地利用による排出が1/4を占めています。日本では農林水産分野が、全排出量の3.9%、およそ4,747万トンを排出しています。
また化学肥料に利用される窒素やリンなどは、化石燃料や鉱物などの限りある資源を活用して生産されています。近年の人口増加に伴って化学肥料の利用量が急速に伸びている一方で、資源の枯渇や価格高騰が問題視されています。農業・畜産業・漁業などの現場で、窒素やリンなどを含む大量の未利用バイオマスが発生し、有効活用できていないことも課題です。
私たちは地域パートナーと共にプラントを導入し、未利用バイオマスを宙炭にアップサイクルし、農業に活用することで、持続可能な食料生産システムを実現します。
◆募集背景◆
TOWINGのメインプロダクトである「宙炭(そらたん)」は、現在24都道府県での試験導入がはじまっています。その地域の土や、環境、食物の種類によって発生する様々な課題を解決するために、日々邁進しています。
現在は大規模プラントがなく、TOWINGが持っている愛知県刈谷市にある農園で、宙炭の生産を行っております。試験導入を中心に事業が急成長しており、生産スピードが追いつかなくなっています。
Bizdevと連携を行いながら、宙炭の生産管理やスケジュール管理を中心に、実際に宙炭を作る作業をしていただきます。TOWING独自の技術を間近に体感することができ、事業の成長に欠かせない、非常に重要な部分を担っていただける方を募集いたします。
【職務内容】
宙炭の製造
宙炭の生産管理
【やりがい】
資金調達を実施し、23年中には自社プラントを建設予定です。このプラントの基礎となる宙炭の生産、開発をお願いしますので、今後プラント開発に関するキャリアアップなどを目指すことができます。
月面基地の建設プロジェクトも既に開始しており、現地での食料生産システムの開発に弊社も参画しています。宇宙開発もそうですが、飢餓や環境問題等の旗印を立てることで、様々な仲間が集まり、新たなイノベーションが生まれます。
社員一同はもちろん、弊社に関わりがあるすべての方たちと千年続く食料生産システムの構築に向けて、共に邁進していければと考えています。
▼MITテクノロジーレビュー主催『Innovators Under 35 Japan 2022』に西田亮也が選出:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000081010.html
必須スキル
- 土壌や農学に関する研究のご経験(3年以上)
歓迎スキル
- 研究発表や論文の執筆経験
- 研究プロジェクトのディレクション
- メンバーのマネジメント
求める人物像
◆求める人物像◆
- プロジェクト推進に必要なコミュニケーションを行える方
- 粘り強く研究と向き合える方
- 自己管理できる方
研究員のお仕事は想像よりも大変です。日々研究と向かい合い、データを元に仮説を立て調べます。
またTOWINGはまだ大きな会社ではないので、華やかな雰囲気の研究所などを含み、研究体制も整えきっておりません。ハングリー精神で、一緒にこれから成長していこう!と粘り強く、前向きに取り組むことが必要不可欠となります。
◆💡TOWINGが目指す未来◆
あまり日本では知られていませんが、現在、農林業部門は世界の温室効果ガス排出量の4分の1に寄与しており、食料生産は気候変動の主要因の1つとされます。
『農業のサステナビリティを向上することで、人が宇宙で暮らし始めると言われる20年後、30年後、さらには1000年後の未来においても、おいしい野菜をどこでも食べられるような世界を作りたい。』
この想いを実現するために、
・TOWING独自のスマート人工土壌開発技術
・CO2削減と収益向上が同時に叶う農業
などの開発を行なっています。
これまでの成果として、”高機能ソイル技術”という、TOWING独自のバイオ炭の前処理技術、微生物培養等に係る技術を、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構が開発した技術と融合し、実用化しました。
農業で非常に重要なのは「土壌」です。畑で良い土壌を作るために3~5 年ほどかかっていた期間を、高機能ソイル技術を使用するとことで、わずか約 1 カ月に短縮することが可能になりました。
また地域で大量に廃棄されている有機物を、良質な肥料や高機能バイオ炭として活用することで、化石燃料への依存度低下、農地への炭素固定等が可能になるだけでなく、農地のポテンシャルを引き上げておいしい作物をたくさん収穫することもできます。
またこれらの活動を評価いただき、農林水産省が推進する、みどりの食料システム法に定める「環境負荷の低減に取り組む農林業漁業者に役立つ技術の提供を行う」事業者として認定されています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000081010.html
応募概要
給与 | 500万円〜(残業代込み) ※給料は相談の上決めさせていただきます。 |
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勤務地 | 名古屋大学内研究ラボ:愛知県名古屋市南区前浜通7-1-2 ※最低週3日程度の出勤を想定しております。 <本社> 愛知県名古屋市千種区不老町1番 国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学インキュベーション施設 |
雇用形態 | 正社員 |
勤務体系 | 就業時間:9:00〜18:00(休憩1時間) 休⽇:⼟⽇、祝⽇ ※研究内容によって臨機応変にしております。ご相談可能です。 ◇ 夏季休暇 ◇ 年末年始休暇 ◇ 年間休日120日以上 ※フレックスやコアタイムなど含め、体制を整えております。 子育てをしている役員や社員も多く、現在は臨機応変に対応しております。 |
試用期間 | あり(3ヶ月) |
福利厚生 | ◇ 厚生年金 ◇ 雇用保険、労災保険、健康保険 ◇ 交通費支給あり(月額上限3万円まで) ◇ 服装自由 ※感染症対策として以下の取り組みを行っています ◇ 定期的な換気 |
企業情報
企業名 | 株式会社TOWING |
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設立年月 | 2020年2月27日 |
本社所在地 | 愛知県名古屋市千種区不老町1番 国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学インキュベーション施設 |
資本金 | 100,000,000円 |
従業員数 | 50名(パートアルバイト含む) |