農業×新規サービスで新たな市場を創造する事業企画
仕事概要
■日本の農業の現状
現在の日本の農作物は国内販売向けが大半です。
しかし、人口減少や輸入農作物が増える中で、日本の農作物に対する国内需要は減少する一方です。
弊社は、品質の高い農作物をたくさん生産しても売り先が無いことにより儲からない、という仕組みを変える必要があると考え、まず「海外への販路」を開拓し、生産すれば生産した分だけ売れる(儲かる)構造へ改革しています。
■流通事業本部 りんご事業部について
弊社はまずはファーストステップとしてりんごの流通改革に挑戦しております。青森県においてりんごを規格・等級別に選別する選果場を立ち上げ、海外からヒントを得ながら作業効率や業務フローの改善活動を行ってきました。自社で拠点を持つことによって海外・国内の顧客への柔軟な対応が可能となり、流通コスト抑え、より販路拡大が可能となっています。現在ではりんごの流通改革が軌道に乗り、2023年度には売上高45億円まで成長し、弊社の収益の柱となっておりますが、今後売上高100億円を達成し産業を変革するためには、さらなる大きなチャレンジが必要となります。
■採用背景
生産者さんより、りんごの調達を行う本部門は、この2年間で契約生産者数が4〜5倍に拡大し、急速な成長を遂げてきました。今後は青果の調達を中核業務としながら、増え続ける生産者との関係性を基盤に、新たなビジネスモデルや事業領域の開拓、そして地域の広がりを追求していく必要があると考えています。現在は、従来の枠組みにとらわれず、独立したコンセプトでゼロから事業機会を創出することを目指しています。これは調達部門として「新たな市場をつくる」挑戦であり、その先には「日本農業グループのサービス利用者の爆発的な増加」、「一次産業のアップデート」、そして「利益への大きな貢献」があると考えています。
こうした未来を一緒に描き、事業づくりに共感し挑戦できる仲間を募集しています。
■仕事概要
配属となる農家調達部門は、契約生産者との信頼関係を基盤に、青果の安定調達と調達拡大を目指す組織です。営業・事務・システム設計・広報・企画といった多様な機能を備え、生産者との契約や栽培支援、集荷場などのインフラ投資、青果流通の最適化に取り組んでいます。さらに、生産者データやネットワークを活用し、新たな事業やサービスを構想から実装まで推進することも重要な役割です。単なるりんごの調達にとどまらず、一次産業のアップデートにつながる事業開発に携わっていただきます。
入社当初は、新規サービスとして立ち上がったばかりのファイナンスサービスの骨子をもとに、サービス運営、改善活動を行っていただきながら会社や事業、サービスの理解を深めていただき、解像度を上げていただきます。その後、新たなサービス立ち上げを先導いただきたいと思っております。
<具体的な業務>
・マーケティング施策の立案と実行
- 生産者(C向け)を対象としたキャンペーン設計
- メディアを活用した認知向上施策の企画・実行
- 販促物制作のディレクション業務
・予実管理・分析
- 調達量や人件費の予測に基づいた事業計画策定
- 計画進捗に応じた仕入れ・販売部門の運営・管理
・新規サービスの企画から事業モデルの開発、グロースまで、サービス開発業務全般
- 事業ビジョンの策定、市場機会の調査とサービス戦略の立案
- ロードマップ策定とMVP設計、KPI設定・モニタリング
- 課題仮説の構築・優先順位付け
- プライシング設計、提供方法/管理の検討、グロース施策
- 顧客の利活用支援、サポート、それらに基づくサービスの改善立案
- 事業グロースのためのチーム作り(採用・育成など)や組織戦略の立案・実行
<新規サービス例>
・ファイナンスサービス(代金の代わりにりんごを入庫いただき、サービス提供を行う)
・農薬仕入れ~販売
・人材派遣サービス、等
<組織体制>
・所属:流通事業本部 農家調達課 サービス開発
・組織体制:課長、メンバー2名
■ポジションの魅力
食という大きな市場に挑戦する中で、チームで機動的且つスピード感を持った意思決定を重ねています。戦略・戦術のチューニングは日常的で、必要に応じて既存の考え方を壊しながら進めることも。サービス開発者として表層ではなく、事業の根幹部分に深く裁量を持って携われる環境です。
・豊富なフィードバックの機会
地方、一次産業は人材が集まりにくいと言われますが、当社にはコンサル、金融、商社、流通、IT、大手企業、スタートアップ、さらには地元の豪農など、異なる領域で挑戦を経験した情熱あるメンバーが集まっています。課題や問いを論理だけでなく現場目線でも共有・検討でき、刺激し合いながら共通のアセットを積み上げていける稀有な環境です。
・事業成長のポテンシャルの高さ:
1次産業はアップデートの速度が遅い、既得権益など一般的なビジネス領域とは異なる難しさがあります。それを乗り越えることができると突き抜けるチャンスが大きいのも1次産業の特徴です。さらには、生き物を相手にしていることもあり、追いつくスピードや模倣スピードも遅いので競合と差をつけることができると、突き抜けたビジネスを作れる可能性が数少ないビジネスドメインです。日本を代表する事業を作る可能性を秘めているとも言えます。
・未来の農業を創造するやりがい:
単なる業務改善にとどまらず、「未来の農業を共に創る」という大きなミッションに参画できます。自身の提案や実行が、農業という社会基盤の変革に繋がるという、貢献性の高い仕事です。
■身に付くスキル
・ゼロから市場を創る「新規事業開発スキル」
単なる既存事業の改善ではなく、生産者との関係性を基盤に「新たな市場」を創り出す挑戦ができます。市場調査から事業戦略の立案、サービスの設計・開発、価格設定、そして事業を成長させるグロース戦略まで、ビジネスをゼロから立ち上げ、育てるまでの一連のプロセスを裁量持って経験できます。
・事業を数字で動かす「経営・事業推進スキル」
調達量や人件費などのデータに基づいた事業計画の策定や予実管理を担当します。企画やアイデア出しに留まらず、事業全体の数字を管理し、計画通りに推進していく経営者に近い視点が養われます。また、事業成長のための採用や育成といったチーム作りにも携わることができ、組織戦略の立案・実行能力も身につきます。
・一次産業の変革をリードする「高度な課題解決能力」
「アップデートが遅い」「既得権益がある」といった一次産業特有の複雑な課題に、多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルな仲間とチームで挑みます。机上の空論ではなく、現場の視点を取り入れながら、業界の構造的な課題を根本から解決していく経験を通して、どんな領域でも通用する本質的な課題解決能力を磨くことができます。
必須スキル
・コンサルティング営業経験(できればtoB、かつ無形領域)
歓迎スキル
・事業戦略、営業戦略、マーケティング戦略、コンサルなどの事業推進における意思決定経験がある方(ToC,ToBは問わない)
求める人物像
・サービスの0→1フェーズ(自ら環境を整える)を楽しみ主体的に推進できる方
・1次産業における自らのビジョン、解くべき問いがある方
・職種に囚われず役割を横断して、目的に対して自身の振る舞いを変えていける方
・「まずやってみる」精神で、考えながら行動を起こせる方
応募概要
給与 | ・想定年収:450~700万円 ・月収:375,000~583,334円 (基本給:277,406~431,549円/みなし残業手当45時間分:97,594~151,785円) ・固定残業代の超過分については別途支給いたします ・賞与なし |
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勤務地 | 雇入れ直後:青森県 弘前支店(青森県弘前市境関西田34-2) 変更の範囲:会社の定める事業場(出向先の定める事業場含む) 【弊社拠点】 ・青森県 弘前市 ・群馬県 高崎市 ・栃木県 宇都宮市 ・茨城県 水戸市 ・静岡県 掛川市 ・香川県 高松市 |
雇用形態 | 正社員(期間の定めなし) |
勤務体系 | ・就業時刻:フルフレックスタイム制(フレキシブルタイム: 5:00-22:00) ・休憩時間:60分 ・標準労働時間:8時間/日 ・休日:原則として土曜日、日曜日、その他事業所が指定した日、年末年始(都度事業所で決定します)ただし、業務の都合により振替る場合があります。 ・休暇:年次有給休暇 初年度は入社月に応じて入社時に付与。毎年4月に入社年に応じて付与(最低10日) ・時間外労働の有無:時間外労働及び休日労働を命ずることがあります。 ・従事する業務内容の変更の範囲:会社の定める業務(出向先の定める業務含む) ・その他の休暇:就業規則に準じて付与いたします。 |
試用期間 | あり(3か月) |
福利厚生 | ・各種保険加入(健康・厚生・労災・雇用) ・業務遂行に直接必要となる書籍購入支援 ・有料セミナー支援 ・第二外国語学習支援 ・引越しに係る実費(上限あり) ・試用期間:入社日から3ヶ月間。ただし条件に変更なし。 ・喫煙環境:屋内全面禁煙 |
企業情報
企業名 | 株式会社日本農業 |
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設立年月 | 2016年11月 |
本社所在地 | 東京都品川区西五反田1丁目13-7 マルキビル101 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 148名 |