Senior Technical Program Manager ー 約束を守る開発組織に
仕事概要
チームとチームの間に落ちている仕事を、拾い上げて着地させる。
成長する開発組織では、どのチームの担当でもない仕事が必ず生まれます。複数のチームにまたがるリリース、新規事業に向けた体制づくり、使い続けてきたツールの入れ替え、システムのコストの見直し。どれも事業にとって重要なのに、各チームのロードマップには載りにくく、気づけばCTOの机の上に積まれていきます。
Bring OutのSenior Technical Program Manager(TPM)は、CTO直下で、開発組織の横断プログラムを計画から着地まで率いる、デリバリーの責任者です。
進捗表を更新して回る役割ではありません。何を、どの順番で、誰とやり、何を今はやらないのか。技術の中身を理解したうえでそれを決め、チームを動かし、約束した日に届けきる。そして同じ問題が二度と人手に頼らずに済むよう、仕組みに変えていく仕事です。
なぜ今、このポジションなのか
Bring Outは、商談・社内会議・サービス現場の対話データをAIで解析し、経営判断に使える一次情報に変えるプロダクトを提供しています。エンタープライズ企業を中心に導入が広がり、サービス規模はこの1年で約3倍に成長。SUBARU、日本M&Aセンター、パソナ、NTT西日本など、大手20社以上(2026年10月時点)に利用いただいています。
成長に合わせて、Bring Outは開発組織を役割ごとのチームに再編しました。ロードマップに沿って新機能をつくる新機能開発チーム、LLM・課金・対話分析の基盤を担うPlatformチーム、ロードマップの外から届く顧客要望に短いサイクルで応えるFast Track、顧客ごとの個別ソリューションを届けるSolutionチーム。今後はTechnical Supportチームも立ち上がります。チームが役割ごとに分かれたことで、それぞれの専門性は深まりました。一方で、複数のチームにまたがる仕事を最後まで運ぶ役割は、組織としてまだ置けていません。
同時に、IPOの準備と事業の成長に合わせて、システム原価の最適化、レガシーツールの整理、新規事業に向けた開発体制の設計といった、組織全体に関わるプロジェクトが並行して走っています。現在、その多くをCTOが自ら抱えており、本来向き合うべき技術戦略や組織づくりの時間を圧迫しています。
そこでBring Outは、開発組織の横断プログラムを専任で率いるSenior TPMを迎えます。完成した進め方を引き継ぐのではなく、複数のチームで約束を守るための進め方そのものを、つくっていただきます。
役割の境界も明確にしています。何をつくるか、その方向性と優先順位はProduct Managerが、顧客ごとの個別案件と外部の開発パートナーはSolution Architectが担います。TPMは、決まったことを複数のチームで確実に届けるための進め方と、CTOから引き取る横断プロジェクトに責任を持ちます。
お任せしたいこと
まずは、いま走っている横断プロジェクトを引き取り、計画どおりに着地させることに集中していただきます。そのうえで、プログラムの進め方を仕組みに変え、開発組織全体のデリバリーを速くする領域へ広げていきます。
CTOから横断プロジェクトを引き取り、着地させる
- システム原価の最適化、レガシーツールの整理と移行、新規事業の立ち上げに伴う開発体制の設計など、CTOが抱えている横断プロジェクトを引き取る
- 目的・スコープ・成功の条件を定義し、計画を立て、関係するチームや部門と合意する
- 実行から完了の判定まで責任を持ち、必要な判断をCTOと経営陣から引き出す
複数チームにまたがるリリースを率いる
- Product Managerと連携し、ロードマップを複数チームの実行計画(マイルストーン・依存関係)に落とし込む
- チーム間の依存とリスクを早い段階で見つけ、手を打つ
- 期日や範囲の見直しが必要になったら、選択肢と影響を並べて、早めに判断を仰ぐ
経営が判断できる形で現在地を伝える
- 横断プログラムの進捗とリスクを、CTOと経営陣がそのまま判断に使える形で定点報告する
- 優先順位がぶつかったときは、事業への影響と選択肢を整理し、CTOやチームのリーダーと調整する
デリバリーをデータで改善する
- Four Keysなどの指標で、開発組織のデリバリーの状態を測れるようにする
- 指標から見えた詰まりを、チームと一緒に改善のサイクルに乗せる
その先に広げていく領域
横断プロジェクトが計画どおりに着地し始めたら、次のテーマにも取り組んでいただきます。
- プログラム運営の自動化:繰り返し現れるプログラムの型を見つけ、AIを使って、進捗の集約・リスクの検出・報告づくりが人手に頼らずに回る状態にする
- 進め方の標準化:計画・リリース・振り返りの進め方を、各チームが自走できる型とドキュメントにする
- 組織の変化への備え:組織や事業の変化に合わせて、プログラム管理の置き場所や進め方の見直しを提案する
Bring Outでこの仕事をする面白さ
CTOの判断のすぐ隣で、会社の次の段階をつくれる
CTO直下で、横断プロジェクトの計画と判断の材料づくりを担います。IPOの準備やエンタープライズ顧客への対応など、会社の次の段階を左右するテーマに、計画の段階から関われます。決めたことを、自分の手で着地まで運べる距離にいます。
「回す人」ではなく、「回る仕組みをつくる人」になれる
Bring Outの開発組織には、複数のチームでプログラムを進める決まった型がまだありません。会議や報告を増やすのではなく、調整そのものを減らす。進捗の集約やリスクの検出をAIで自動化し、人が判断すべきことに時間を使える状態をつくる。その設計を、最初から任せられます。開発組織ではClaude Code等のAIツールを日常的に使っており、新しいやり方を試すことへの抵抗はありません。
扱う技術の幅が、そのままプログラムの幅になる
AIを中核に据えたSaaS、LLMや文字起こしを支える基盤、顧客ごとの個別ソリューション。扱うプログラムの技術領域は広く、どれも成長の途中にあります。アーキテクチャの議論に加わり、技術の中身を理解したうえで判断できる人ほど、任せられる範囲が広がっていきます。
大切にしたい指標
目指すのは、計画どおりに会議を回すことではありません。約束したものが約束した日に届き、問題が大きくなる前に手を打てていることを重視します。
- 横断プロジェクトの着地:引き取ったプロジェクトが、合意した範囲と期日で完了しているか
- 期日の予見性:計画と実績の乖離が小さく、見直しが必要なときは事前に合意できているか
- リスクの早期発見:問題が、リリース直前や顧客への影響が出たあとではなく、手を打てる段階で見つかっているか
- デリバリーの状態:Four Keysなどで見たデリバリーの指標が改善しているか
- CTOの時間:CTOが横断プロジェクトの進行管理から手を離し、技術戦略や組織づくりに時間を使えているか
具体的な目標は、入社後に現状を確認したうえで一緒に設定します。
必須スキル
- ソフトウェア開発組織で、複数のチームにまたがるプロジェクト・プログラムを、計画から完了まで率いた経験(目安5年以上)
- システム構成・API・CI/CD・クラウドなどの技術的な議論にエンジニアと対等に加わり、依存関係やリスクを自分で見立てられること
- 優先順位がぶつかる場面で、選択肢と影響を整理し、経営層やチームのリーダーの合意を取りつけた経験
- 指示系統上の権限によらず、根拠と信頼で関係者を動かし、プロジェクトを前に進めた経験
- 日本語で円滑に開発チームや経営層と議論できること(ネイティブレベル)
経験年数そのものより、どんなプログラムを、どんな関係者と、どう判断して着地させてきたかを重視します。
歓迎スキル
- クラウドのコスト最適化や原価管理のプロジェクトの推進経験
- 既存システムやツールの移行・終息(EOL対応)の推進経験
- 新規事業や組織の立ち上げに伴う、開発体制の設計経験
- Four Keysなどの指標を使った開発プロセスの改善経験
- AIツールを使い、進捗の集約や報告などのプログラム運営を自動化した経験
- ソフトウェアエンジニア・SRE・QAなど、開発者としての実務経験
- IPO準備期や急成長期のSaaSでの勤務経験
- エンタープライズ向けSaaSの開発に関わった経験
歓迎要件のすべてを満たす必要はありません。これまでにどんなプログラムを、どう判断し、何を仕組みに変えてきたかを、ぜひ聞かせてください。
求める人物像
こんな方と働きたい
誰の担当でもない問題を、拾いに行ける方
チームの間に落ちている問題に気づいたら、指示を待たずに引き取りに行ける。「担当外」を理由に手を止めず、それを誰がどう持つべきかまで考えられる方です。
進捗ではなく、結果に責任を持てる方
タスクが動いていることではなく、約束したものが届いたかどうかで自分の仕事を測れる。必要なときには、立ち止まる・範囲を削るという判断も自分から提案できる方を歓迎します。
調整を増やすより、減らす方法を考えられる方
会議と報告を重ねて前に進めるのではなく、繰り返す調整を仕組みとAIで減らすことを楽しめる。進め方そのものを改善の対象として見られる方です。
技術と経営の両方の言葉で話せる方
エンジニアとはアーキテクチャの言葉で、経営陣とは事業への影響の言葉で話せる。相手に合わせて抽象度を変えながら、関係者の意思決定を前に進められる方です。
応募概要
| 給与 | 応相談 |
|---|---|
| 勤務地 | リモートワーク |
| 雇用形態 | 正社員/契約期間の定めなし |
| 勤務体系 | ・フレックスタイム
|
| 試用期間 | ・試用期間は入社年月日より3カ月です。 |
| 福利厚生 |
|
企業情報
| 企業名 | 株式会社ブリングアウト |
|---|---|
| 設立年月 | 2020年12月 |
| 本社所在地 | 東京都千代田区丸の内二丁目2番1号岸本ビルヂング6F |
| 事業内容 | ブリングアウトは、「一次情報経営」を掲げるAXファームです。「一次情報経営」とは、商談・会議・現場の対話に潜む生の情報、つまり顧客の本音、現場の異変、判断の瞬間に交わされる言葉を構造化し、経営の中核に組み込む経営モデルです。抽象化された数字ではなく現場の一次情報が意思決定を動かす。その実現こそがAI時代の企業競争力を分かつと考えています。 ブリングアウトは、自社開発の「一次情報解析基盤」で現場の対話・商談を構造化し、AIに企業固有の文脈を実装します。単なるツール提供にとどまらず、MBBやBIG4出身のコンサルタントが経営課題に深く入り込み、解析結果を経営変革のアクションへ落とし込むまでを一貫して担います。こうして現場で積み重ねた実装知見はプロダクトへ継続的に還元されるため、解析精度と業界対応力は進化し続けます。 |
| 従業員数 | 40 |
| 企業サイトURL | https://www.bringout.biz/ |