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オープンポジション
オープンポジション|HAPSの開発・社会実装を担うメンバー募集
会社概要Velocity Aeroworksは、成層圏プラットフォーム「HAPS」の開発・製造・運用を行う、東京大学航空宇宙工学専攻発のディープテックスタートアップです。高度約20〜24kmの成層圏を長時間飛行する無人航空機を開発し、防衛・防災・通信・宇宙実証などの領域における、新しい空のインフラの構築を目指しています。2027年の成層圏到達、その後の量産・ミッション運用に向けて、機体開発、飛行試験、事業開発、組織構築を同時並行で進めています。オープンポジションについてVelocity Aeroworksの事業や技術に関心をお持ちいただいた方で、現在公開している求人のいずれにも完全には当てはまらない場合は、こちらからご応募ください。ご経験、専門性、今後取り組みたいことを踏まえ、当社で担っていただける役割を一緒に検討します。想定している領域の例は以下のとおりです。航空機・無人機の機体設計、構造、空力、推進電源、アビオニクス、組込みソフトウェア、制御システム設計、システムインテグレーション製造、生産技術、品質保証飛行試験、運用、安全管理ペイロード、通信、センサー等の開発・統合官公庁・防衛・通信・宇宙領域における事業開発プロジェクトマネジメントコーポレート、採用、組織開発その他、HAPSの開発・社会実装を前進させる専門領域応募時には、これまでのご経験に加え、Velocity Aeroworksで取り組みたいテーマや、貢献できると考えている領域をご記載ください。
成層圏無人機(HAPS):航空機開発プログラムマネージャー|機体開発全体を統合・推進
成層圏無人機(HAPS):航空機開発プログラムマネージャー|機体開発全体を統合・推進 成層圏へのチャレンジをリードする人材を求めています
■募集背景・ミッション
Velocity Aeroworksは、2027年の成層圏到達、その先の長時間飛行・量産・ミッション運用を見据え、「設計 → 詳細設計 → 製造・修理 → 機体統合 → 地上試験 → 飛行試験 → 解析 → 次の設計変更」という開発ループを高速に回しています。翼幅30m級の機体が完成し、これから飛行試験を重ねていく段階です。
航空機開発では、機体構造、製造、電装、電源、制御、ソフトウェア、安全、飛行試験、調達など、多数の技術領域が相互に依存します。個々の開発が進んでいても、一つの設計遅延、部品不足、インターフェースの不整合、未決定事項によって、機体全体の開発が止まることがあります。
本ポジションではCTO / Chief Engineerおよび各技術責任者と連携しながら、機体開発全体のスケジュール、要求、依存関係、クリティカルパス、技術領域間のインターフェース、検証計画、必要な意思決定を統合し、開発プログラム全体を次の目標へ最短で前進させることを担っていただきます。
当社では隔週を基本とした飛行試験のリズムを構築していきますが、飛行試験を予定通り実施すること自体が目的ではありません。解析を深めるのか、設計変更を入れるのか、まず飛ばして情報を取るのか。どの変更を今回入れ、何を次に回すのか。技術的不確実性、工数、統合リスク、得られる情報を踏まえ、CTOや各技術責任者と優先順位を整理し、飛行試験を含む開発全体を推進します。
また、単に各担当者から進捗を回収する役割でもありません。必要な情報が上がってこなければ、自ら担当者、現場、実機、設計資料、試験データへアクセスし、実際の開発状態を明らかにします。一方で、エンジニアへ過剰な日報や会議を課すことも望んでいません。仕組みで取れる情報は仕組みで取り、人に聞かなければ分からない情報は自ら取りに行くことで、開発者の時間を守りながら、問題や遅延を早期に発見できる開発運営を作ることも重要なミッションです。
■具体的な業務内容
<1>機体開発全体の計画・進行管理
機体開発全体の統合スケジュール、主要マイルストーン、クリティカルパスを管理します。機体、製造、電装、電源、ソフトウェア、試験等のチーム間の依存関係を整理し、遅延、部品、設備、外部ベンダー、未決定事項等の阻害要因を早期に発見します。開発目標から逆算して担当者、期限、準備完了条件を設定し、複数の開発項目が競合した際には優先順位と実施時期を整理します。
<2>システムズエンジニアリング・機体統合
CTO / Chief Engineerおよび各技術責任者と連携し、機体を一つのシステムとして成立させるための整理・統合を行います。機体レベルの要求・制約と各サブシステムの要求とのつながりを整理し、機体構造、電装、電源、制御、ソフトウェア、ペイロード等のインターフェースを明確化します。設計変更が他領域や全機性能、統合、試験へ与える影響を把握し、地上試験・飛行試験を含む検証項目、合格条件、検証順序を整理します。要求、設計、試験結果の対応関係を追える状態を構築していただきます。
技術アーキテクチャや重大な技術判断の最終責任はCTO / Chief Engineerおよび各技術責任者が持ちます。プログラムマネージャーには、各領域をブラックボックスのままつなぐのではなく、要求・インターフェース・変更影響・検証までを全機の視点で理解し、開発プログラムへ反映することを求めます。
<3>開発状態の把握
Jira、Slack、設計資料、試験ログ、製造状況等を確認するとともに、必要に応じて担当者との打ち合わせや現場確認を自ら行います。「順調」「ほぼ完了」といった曖昧な進捗をそのまま受け取らず、残作業、完了見込み、依存関係、技術的不確実性まで具体化します。自身が詳しくない技術領域についてもブラックボックスのまま扱わず、担当者へのヒアリング、資料、実物、実際の工程を自ら追いながら、開発全体の中でどのようにつながっているかを理解していきます。
<4>必要な仕事・意思決定の発見
既に存在するタスクを管理するだけでなく、開発目標を成立させるために、そもそも必要な仕事が揃っているかから確認します。担当者がいない仕事、チーム間に落ちている作業、未整理の技術判断を発見し、適切な担当者・期限・意思決定者へつなげます。
技術判断そのものはCTOや各技術責任者が行いますが、「何を決める必要があるか」「誰が決めるべきか」「判断に必要な情報は何か」「いつまでに決めなければ何が止まるか」を明確にし、必要な時点で判断を発生させることはプログラムマネージャーの責任です。
<5>飛行試験を含む開発サイクルの統合
飛行試験を重要な開発リズムの一つとして活用しながら、「解析 → 設計変更 → 製造・修理 → 機体統合 → 地上試験 → 飛行試験 → 次の解析」を一つの開発プログラムとして進めます。すべての変更を直近の飛行試験に詰め込むのではなく、得られる情報、開発全体への影響、作業量、統合リスク等を踏まえて、何を今回実施し、何を次に回すかを整理します。必要であれば試験内容や実施時期を見直すことも含め、飛行試験の実施回数ではなく、開発全体の速度と学習量を最大化することを重視します。
<6>開発運営の仕組み化
Jira、Slack、Confluence、Git、AI・自動化等を活用し、CEOやCTOが各担当者へ個別に聞きに行かなくても、開発状態を把握できる仕組みを構築します。Jiraを綺麗にすることや、会議・ドキュメントを増やすこと自体は成果ではありません。不要なプロセスを削りながら、問題や遅延が早く表面化する、低い報告負荷で情報帯域の高い開発運営を作ることを期待しています。
■入社後90日で期待する成果
・現在の機体構成、各技術領域の開発状況、主要な未決定事項、既知のリスクを把握している ・次の開発目標から逆算した統合スケジュールとクリティカルパスを整理し、CEO・CTOと合意できている ・チーム間の依存関係とインターフェース上の論点が可視化され、関係者が同じ前提で議論できる状態になっている ・担当者が不在の仕事、チーム間に落ちている作業を洗い出し、担当・期限・完了条件へ割り付けられている ・決めるべき技術判断が、判断者・必要情報・期限とともにリスト化され、必要な時点で判断が発生している ・飛行試験ごとに「今回入れる変更」「次に回す変更」を根拠とともに整理し、開発サイクルを回せている ・地上試験・飛行試験の準備状況を、部品・治具・人員・手順まで含めて事前に把握できている ・Jira、Slack、Confluence等を用いて、過剰な報告を課さずに開発状態が見える仕組みの初版を運用している ・製造・統合・地上試験・飛行試験の現場に自ら入り、実機ベースで開発状態を確認できている
■このポジションの魅力
<機体開発全体を一つの時間軸で動かせる> 特定の技術領域や飛行試験だけではなく、機体構造、製造、電装、電源、ソフトウェア、試験、運用を横断し、航空機開発全体に関わります。
<機体を「システム」と「プログラム」の両面から見られる> スケジュールを管理するだけではなく、要求、インターフェース、統合、検証まで理解しながら、実機開発全体を動かします。技術と開発運営を分断せず、一機の航空機が成立するところまで関われるポジションです。
<実機開発の仕組みそのものを作れる> 完成された開発プロセスを運用する仕事ではありません。どの情報を取るか、何を自動化するか、どう優先順位を決めるか、設計・製造・試験をどうつなぐかまで、自ら設計・改善できます。
<短い周期で実機から学べる> 飛行試験を開発の最後に置くのではなく、継続的に実機を飛ばしながら開発を進めることを重視しています。設計変更を数か月後に評価するのではなく、製造・統合・地上試験を経て、短期間で実際の飛行結果から学べる環境です。
■組織・レポートライン
CEO直下のポジションです。CTO / Chief Engineerおよび機体構造・製造、電気・電源、ソフトウェア、システム、運用の各技術責任者と連携しながら、開発プログラム全体を推進していただきます。
■会社概要
Velocity Aeroworks株式会社は、成層圏プラットフォーム「HAPS(High Altitude Platform Station)」の開発・製造・運用を行う、東京大学航空宇宙工学専攻発のディープテックスタートアップです。 高度約20〜24kmの成層圏を長時間飛行するプラットフォームを用いて、防衛・防災・通信・宇宙実証領域における「新しい空のインフラ」を構築することを目指しています。 現在、2027年の成層圏到達に向け、機体の設計・製造・飛行試験を繰り返しながら開発を進めています。
機体構造・製造責任者(Head of Airframe & Manufacturing)|成層圏HAPSの機体構造・製造を統括
成層圏無人機(HAPS):機体構造・製造責任者:成層圏へのチャレンジをリードする人材を求めています
■募集背景・ミッション
今後は隔週程度の飛行試験を継続しながら、通常の機体開発も並行して進められる体制を構築していきます。現在は、詳細設計、治具、製造、修理といった業務の一部が特定のメンバーに集中しています。今後さらに試験頻度や機体の複雑性が上がる中で、一人ひとりの頑張りに依存するのではなく、チームとして安定して機体を作り、直し、次の飛行へ戻せる状態を作る必要があります。
本ポジションでは、機体全体の要求・基本構成を受け、機体構造領域の設計方針、詳細設計、製造、修理、人員を統合し、「必要な仕様の機体を、必要な時期(3ヶ月を一つの区切りとして開発しております。)までに改善し飛行可能な状態へ持っていく」責任を担っていただきます。
管理専任のポジションではありません。入社初期は、自ら設計、設計レビュー、製造、修理、現場作業に入りながら、同時に製造工程の段取り、メンバーへの役割分担・指示、進捗管理、標準化、育成を担っていただきます。一方で、自分自身がすべての作業を抱えることも期待していません。難しい技術判断は自ら行いつつ、詳細設計エンジニア、製造エンジニア、技術スタッフへ適切に仕事を切り出し、個人の技能をチームの設計・製造能力へ変えていくことも重要な責任です。
■具体的な業務内容
<1>機体構造の設計・設計レビュー
CTO、構造設計担当等と連携しながら、機体構造の設計および設計レビューを行います。機体全体の要求・基本構成を受け、構造様式、荷重経路、翼・胴体等の接合部、モーターマウント、脚、ブラケット・金具、バッテリー・回路・ペイロード等の搭載構造、配線経路やアクセス性、分解・現地組立性、材料、板厚、積層、締結・接着などについて、機体構造としての設計方針を定めます。そのうえで、3D CAD、図面、BOM、公差、締結方法等を含む、実際に製造・組立・検査可能な詳細設計へ落とし込んでいきます。すべてのCAD作業をご自身で行う必要はありませんが、詳細設計担当の成果物をレビューし、機体構造として成立させる責任を持っていただきます。
<2>製造性・組立性を考慮した設計
軽量性、強度、製造時間、再現性、修理性などのバランスを考えながら、製造・組立しやすい機体設計を進めます。単に「設計されたものを作る」のではなく、どう設計すればより速く、軽く、確実に作れるかを製造側から設計へフィードバックしていただきます。現物合わせや手加工が必要になった場合も、その場で解決して終わるのではなく、次の設計や製造工程へ反映し、同じ問題を繰り返さない状態を作ります。
<3>製造工程の設計・段取り/治具・型の設計・製作
飛行試験や機体完成の期限から逆算し、必要な作業を分解して製造工程を組み立てます。設計、材料調達、加工、接着、組立、検査、修理等について、作業の順序、担当、期限、依存関係を整理し、チームへ指示を出しながら進行します。あわせて、機体製造に必要な治具、型、組立工具、検査用治具等の設計・製作をリードし、若手エンジニアや学生スタッフでも一定の品質で作業できる工程へ変えていきます。
<4>製造工程の標準化
個人の経験や勘に依存している作業について、図面、治具、作業手順、検査基準、作業記録、材料・部品の準備方法などへ落とし込み、他のメンバーでも再現できる状態を作ります。すべてを重い規程や文書にすることが目的ではありません。開発速度を落とさず、必要な品質と再現性を確保するために、何を標準化し、何を現場判断として残すかを決めていただきます。
<5>複合材・軽量構造の製造/品質管理
複合材を中心とした機体構造について、材料選定、積層、接着、加工、組立等の製造工程を設計し、必要に応じて自ら現場で作業・検証していただきます。社内で行うべき工程、外部の専門業者へ任せる工程、既製品を活用する部分を判断し、開発速度と品質を両立していただきます。あわせて、作業手順、検査項目、寸法・重量管理、作業記録、不適合管理、手直し・再加工など、試作開発に必要な品質管理の仕組みを、現在の会社規模と開発速度に合った形で構築します。
<6>損傷確認・修理/材料・在庫・調達
飛行試験や地上試験後の機体について損傷状態を確認し、継続使用できるか、修理できるか、新たに製造すべきか、設計変更すべきかを判断します。必要に応じて修理方法を設計し、短期間で修理・再試験まで完了させます。壊れるたびに新品を作るのではなく、修理のしやすさも設計段階から考慮し、試験サイクルを高速に回せる機体へ改善していただきます。また、次の飛行試験に向けて必要な材料・部品を洗い出し、在庫、発注、納期、部材準備、作業場の配置、工具管理等を整備します。
<7>チームマネジメント・育成/他領域との連携
構造・製造エンジニア、若手エンジニア、学生スタッフ等に対して、役割分担、業務指示、進捗確認、設計・作業レビュー、育成を行います。自分自身の作業量ではなく、チーム全体としてどれだけ速く、確実に機体を完成させられるかに責任を持っていただきます。組織拡大に伴い、採用、目標設定、評価等にも関わっていただきます。あわせてCTO、プログラムマネージャー、電気、ソフトウェア、システム、運用担当等と連携し、重量、重心、搭載性、配線、整備性、輸送、現地組立、試験のしやすさ、修理のしやすさまで含め、機体全体の成立性から判断していただきます。
■入社後90日で期待する成果
・現在の機体構成、設計データ、BOM、製造方法、治具、材料、既知の不具合を把握している
・次回以降の飛行試験から逆算し、必要な設計変更、製造、修理、検査の段取りを組める
・各作業の担当者、期限、依存関係を整理し、チームへ明確に指示を出せる
・CTOや構造設計担当と連携し、基本設計を製造可能な詳細設計へ落とし込める
・治具、作業手順、検査方法等を整備し、他のメンバーでも再現可能な製造工程を増やしている
・損傷確認から修理設計、修理、再試験までの基本的な流れが作られている
・材料・部品・工具不足が直前になって発覚しない管理方法を作っている
・若手エンジニアや学生スタッフへ適切に仕事を切り出し、自分にしかできない作業を減らしている
・設計どおりに製造されていること、必要な検査・修理が完了していること、実機の構成が把握されていることを確認し、次の地上試験・飛行試験へ出せる状態か判断できる
・今後の機体開発に必要な人員・能力を整理し、採用や育成についてCTOと議論できる
■このポジションの魅力
<設計したものを、自分たちで作り、飛ばし、直せる>
図面を書いて製造部門へ渡して終わりではありません。設計した機体を実際に製造し、飛ばし、その結果を確認し、短期間で次の設計へ反映できます。設計と現場が非常に近い環境で、航空機開発の一連の流れそのものを作ることができます。
<HAPS特有の超軽量構造に挑戦できる>
HAPSでは、重量増加が航続時間や成層圏到達性能へ直接影響します。強度だけを満たせばよいわけではなく、軽量性、製造性、修理性、信頼性をぎりぎりまで詰める必要があります。一般的な航空機や量産製品とは異なる、難易度の高い構造・製造課題に取り組むことができます。
<機体構造・製造組織そのものを作れる>
完成された工場や製造工程を運営するポジションではありません。どこまで内製するか、どのような治具を作るか、誰にどの作業を任せるか、どこを標準化するかまで、自ら設計できます。自分が一番速く作れる状態ではなく、チームとして速く、安定して機体を作れる状態をゼロから作ることができます。
<機体構造領域を自律的にリードできる>
単なる製造部門の管理者ではありません。機体全体に関わる重大な技術判断はCTOと連携しながら、機体構造領域の設計・製造・修理・人員については責任者として判断し、開発を前に進めていただきます。設計と製造の両方を見ながら、一つの技術領域そのものを作っていけるポジションです。
<短い周期で実機から学べる>
飛行試験を開発の最後に置くのではなく、継続的に実機を飛ばしながら開発を進めることを重視しています。設計変更を数か月後に評価するのではなく、製造・統合・地上試験を経て、短期間で実際の飛行結果から学べる環境です。
■組織・レポートライン
機体構造領域の責任者として、詳細設計エンジニア、製造エンジニア、技術スタッフ、学生スタッフのマネジメントを担っていただきます。プログラムマネージャー、電気・電源、ソフトウェア、システム、運用の各担当と連携しながら開発を進めます。
機体詳細設計・構造エンジニア|成層圏HAPSの翼胴結合・軽量構造/設計から製造・飛行試験まで担う
成層圏無人機(HAPS):機体詳細設計・構造エンジニア:成層圏へのチャレンジをリードする人材を求めています
■募集背景・ミッション
本ポジションでは、Head of Airframe & ManufacturingやCTOと連携しながら、機体構造に関する設計方針を、製造・組立・検査・整備まで成立する詳細設計へ落とし込む役割を担っていただきます。
主な対象は、翼胴結合・翼々結合、かんざし、金具・ブラケット、ボルト・インサート等の締結部、接着部、モーターマウント、脚・回転部、電装品・バッテリー・ペイロード等の搭載構造、サービスハッチや点検・交換アクセスなど、機体を実際に成立させる細部の設計です。経験や開発状況に応じて、桁・リブ等を含む翼構造の一部について、詳細設計や局所構造解析を担当していただくこともあります。
重要なのは、単にCAD上で形を作ることではありません。機体に入る荷重がどこからどこへ流れるのかを理解し、構造の一部だけを強くするのではなく、荷重経路、重量、強度・剛性、製造性を踏まえて、機体として合理的な構造へ詳細化することを期待しています。
また、構造解析やCADだけで仕事を閉じるのではなく、自分が設計したものが実際に製造・組立できるかを現物で確認し、製造や飛行試験から得られたフィードバックを次の設計改訂まで閉じる役割です。
■具体的な業務内容
<1>メカニカル詳細設計
機体構造の設計方針・構造コンセプトを受け、具体的な3D CAD、図面、BOMへ落とし込みます。主な対象は、翼胴結合・翼々結合、かんざし、金具・ブラケット、モーターマウント、脚・回転部、電装・バッテリー・ペイロード搭載構造、サービスハッチ、配線・点検・修理アクセス、その他機体内部のメカニカルインターフェースなどです。機体開発の状況に応じて、桁、リブ、外皮等の翼構造についてもHeadと分担しながら詳細設計を担当します。
<2>軽量構造・接合設計
HAPSでは、「壊れない」「組み立てられる」だけでは十分ではありません。限られた重量の中で必要な強度・剛性を実現するため、荷重がどの部材を通って伝達されるのかを考え、構造全体として効率の良い荷重経路を作ることを重視します。接着、一体構造、ピン・ラグ、ボルト締結、局所補強等についても、慣れている方式をそのまま採用するのではなく、荷重、重量、製造性、組立性、整備性を踏まえて構造・接合方式を検討します。
<3>重要ジオメトリ・インターフェースの詳細設計
翼取付角や接合位置等、機体性能や構造成立性に影響する重要なジオメトリについて、実際の製造・組立を踏まえて詳細設計へ落とし込みます。HAPSのような大型・軽量な機体では、すべての部品を高精度に作ることを前提にはできません。必要な箇所では位置・角度を確実に決めつつ、それ以外では製造ばらつきや変形を許容できる形状・インターフェースとするなど、現実の製造方法でも成立する設計を重視します。
<4>局所構造設計・解析
必要に応じて、手計算やFEM等を用いて詳細設計の成立性を確認します。接合部、金具、ブラケット、桁・リブ等について、荷重条件や周辺構造を踏まえ、必要な強度・剛性を満たしているかを確認します。機体全体の構造様式や機体レベルの荷重条件を決めるポジションではありませんが、与えられた要求のもとで、自分の担当部位について荷重をどの構造へ流し、どこで受けるかまで考えて成立させることを期待しています。
<5>図面・BOM・設計変更
3D CAD、2D図面、部品表、改訂履歴、材料指定、締結・接着仕様、重要寸法・位置・角度、必要な公差、インターフェース、検査基準等を整備します。公差を細かく設定すること自体が目的ではありません。機能・性能上何が重要で、どの程度のばらつきを許容できるのかを判断し、製造側が設計意図を理解できる状態へ落とし込みます。製造・組立・飛行試験で得られたフィードバックは、次の設計改訂へ反映します。
<6>製造エンジニア・他領域エンジニアとの連携
製造担当者・運用担当者と密に連携し、実際の製造・組立現場を確認します。「作りにくい」「組み付かない」「狙った位置・角度にならない」「製造ごとに形状がばらつく」「接着品質が安定しない」「点検・交換・修理が難しい」といった問題のうち、設計側で解くべきものを自ら設計変更で閉じることを重視します。治具やフィクスチャについても、詳細設計側での設計が有効な場合には製造チームと協力してCAD設計を行います。あわせて、電気、電源、ソフトウェア、システム等のメンバーと連携し、各領域の制約を踏まえた機体設計を行います。
■入社後90日で期待する成果
・現行機体の3D CAD、図面、BOM、主要インターフェースを理解している
・Headから示された構造コンセプトや要求を詳細設計へ落とし込める
・翼胴結合、金具、ブラケット、マウント等のうち一つ以上について、CAD・図面・締結・接着等を含めて詳細設計を閉じられる
・荷重経路を理解し、担当部位だけではなく周辺構造を含めて合理的な構造を設計できる
・必要に応じて手計算やFEMを用いて局所的な構造成立性を確認できる
・自ら設計した部品について製造・組立現場で問題点を確認できる
・現物合わせや手加工が発生した原因を特定し、次の設計改訂で解消できる
・飛行試験に必要な設計変更を期限から逆算して完了できる
※完成された仕様書が降りてくるのを待つのではなく、関係者と直接議論しながら、機体全体として成立する詳細設計を作っていくことを期待しています。
■このポジションの魅力
<自分が設計した構造が、実際に空を飛ぶ>
当社では、設計と実機が非常に近い距離にあります。自分がCADで設計した接合部や構造部品が製造され、機体へ組み込まれ、地上試験・飛行試験を経るところまで見ることができます。さらに、その結果を次の設計へ短いサイクルで反映できます。
<「解析して終わり」ではない航空機設計に挑める>
解析やCADの一工程だけを担当するのではなく、設計 → 解析 → 図面 → 製造 → 組立 → 試験 → 修正まで一連のサイクルに関わります。机上では成立していても作れない構造、作りやすくても重すぎる構造ではHAPSは成立しません。性能、重量、構造成立性、製造性を同時に考えながら、実機を成立させる設計に挑戦できます。
<軽量構造の限界を追求できる>
HAPSでは、機体重量の増加が構造重量、必要揚力、推進電力、バッテリー重量等へ連鎖的に影響します。単に安全率を増やすのではなく、荷重を効率よく流し、必要な場所へ必要なだけ材料を配置することが重要です。接合部ひとつ、金具ひとつについても構造効率を突き詰める、軽量航空機ならではの設計に取り組むことができます。
<東大航空宇宙発スタートアップで、技術の社会実装に関われる>
研究開発に閉じるのではなく、実際に飛ぶ機体を作り、成層圏での実証、将来的なミッション運用へとつなげていきます。防衛・防災・通信・宇宙実証など、社会的意義の大きい領域で、機体設計エンジニアとして技術の社会実装に関わることができます。
■組織・レポートライン
Head of Airframe & Manufacturing/CTOと連携しながら、機体構造の詳細設計を担当していただきます。製造エンジニア、技術スタッフ、電気・電源・ソフトウェア・システム・運用の各担当と協働する体制です。
■会社概要
Velocity Aeroworks株式会社は、成層圏プラットフォーム「HAPS(High Altitude Platform Station)」の開発・製造・運用を行う、東京大学航空宇宙工学専攻発のディープテックスタートアップです。
高度約20〜24kmの成層圏を長時間飛行するプラットフォームを用いて、防衛・防災・通信・宇宙実証領域における「新しい空のインフラ」を構築することを目指しています。
現在は2027年の成層圏到達、その先の長時間飛行・量産・ミッション運用を見据え、「設計 → 詳細設計 → 製造・修理 → 機体統合 → 地上試験 → 飛行試験 → 解析 → 次の設計変更」という開発ループを高速に回しています。
HAPSでは、非常に限られた重量の中で、大型の主翼、推進系、電装系、ペイロードを成立させながら、実際に製造・組立・輸送・修理できる機体へ落とし込む必要があります。